知財渉外にて

2008年3月~2014年9月までの間、知財渉外ネタを中心に書いてきました。

15時で電池切れって

当然ながら仕事にもルーチンというか定例的に発生するものと自分で前に進めて行かなくてはいけない実質的なものとがあって、後者はたいていの場合その場だけでは終わらなくてある程度の期間をかけて少しずつ進めていくことになる。

「少しずつ」といっても、1回の時間が10分でよいかというとこれまたそうでもなくて、頭がその仕事のモードに入ってアイデアが出るようになったらしばらく集中して継続しておかないとさっぱり成果が出ないことが多い。

で、こうした「しばらく集中して継続する仕事」をするためには、それなりに自分が心身ともに元気でエネルギーが豊富な必要があり、それはたいていの場合1日の後半ではなくて前半の方。

ということで、この手の仕事を進めるための「スロット」に、基本的には午前中始業後から昼休憩までの3時間と午後一番から3時までの2時間を当ててみることにした。「基本的に」というのは、この時間帯は最も会議が入りやすい時間帯でもあるので、そこをブロックすることまではせず、1週間の中でスロットが7割くらい取れればいいな、という程度のイメージである。

で、3時以降はルーチンタスクというか、細かい雑務系や承認(請求書の検収とか、出張申請とか、報告書の承認とか)に1時間程度、仕事系の調査やインプット(商売柄これも欠かせないので)に2時間程度充てる。とはいえ、ここも会議が結構は行ってくるので、毎日できるわけでもないけど。

こうしたことを意識的に始めてみて2週間ほどなのだけれど、確かに、こうすると、集中してやる仕事はとても捗る。1週間のうちにここまで完了させたい、と思っていたリストが、毎日3時までの時間帯だけで片付くというのは我ながら驚異的だ、などと思ったりした。

だがしかし。2つのスロットが丸々使える日に2〜3本集中系の仕事をそこで実行すると、すごい成果はでるのだが、3時になるころには消耗してしまって目も開けていられないほどエネルギー枯渇。HPゲージがレッドゾーンどころか0で宿屋行き、という感じになってしまうのだった。2回ほどこういう状態になって、さすがにこれではまずいでしょう、会社員として3時で使い物にならないってどうなのよ。

成果物は出ているので、そこで終了して帰ろうかと思ったりしたのだが(笑)、3時以降の仕事だってやらないわけには行かない類のものなので、1日くらいはスキップしてもなんとかなるが、毎日その時間をパスしてその手の仕事をやらなかったら長期的には支障が出るわけで。

ということは、3時で電池切れを起こさないように、もう少し配分する必要がある訳よね。どうしたものかな〜。

この手の、「自分で前に進める」実質的な仕事というのも、全部が全部そこまで集中力がいるわけではなくて、大まかには、

1)読む/調べる
2)手を動かして作業する
3)方針を立てる
4)方針に従ってアウトプットを作る

と進んでいく。集中してする必要があって、時間がかかるのは特に4)で、3)は集中する必要はあるけどそこまで時間はかからない。ただ、やっていくうちに3)だったはずがいつのまにか4)に入っていることがありがちなので注意は必要で、3)と4)の合わせ技になっているとフィードバックかけつつ成果物に落とすという形になるのですごくエネルギーがかかる。

おそらく、各業務の今やるべきタスクの状態が上記の1)〜4)のどれなのかを識別してからとりかかること、そして、同日に3)や4)を3つも入れないことが必要なのだろう。3つはダメで2つはOKなのか、そもそも1週間に3)や4)のフェーズにある仕事がどれだけあるのか、識別してみないとよく分からないんだけど。来週は、試してみようと思う。