知財渉外にて

2008年3月~2014年9月までの間、知財渉外ネタを中心に書いてきました。

チェックリストの効用

3ヶ月間を振り返る

スピードハック研究会の3ヶ月が終了した。あっという間という気もするし、思えば遠くへ来たもんだ、という気もする。

ありがちなことではあるけど、最初の1ヶ月ちょっとはずいぶんドライブがかかって大きな変化を生じさせることができたが、後半に行くに従って、歩みがなだらかになった。ずっとトップギアで走ることはできないので当然ではあるのだが、最後の課題が出せなかったとか、日記が続かなくなってきたというのは多少残念ではある。

脇目も振らずにトップギアで走る状態が続かなくなった、というそれ自体の事情に加え、ここ1ヶ月ほどは、インプット・アウトプット系のタスクが集中し、さらにここ半月ほどは会社の仕事上で責任範囲が重畳されるなどの状況が重なっており、おそらくこれまでだったら余裕がなくなってタスク管理自体も停止してしまったのではないかと思われるような状況だった。

朝のレシピに助けられて行動する

ここで幸いだったのは、何度か記事にもしたけれど、オンライン受講を通じて自分で作ったチェックリストが大きな効果を発揮しているということ。特に、朝の行動レシピの果たしている働きはとても大きい。

といっても、そんな大したものは作っていなくて、朝の動線を考慮して目覚めてから出発するまでのあれこれを順番にチェックボックスをつけた形で並べているだけである。ちなみにEvernoteのチェックボックスを使っていて、朝寝ぼけた頭でiPhoneのSmartEverから起動してノロノロとチェックを入れつつ行動する。毎日できたかどうかをフィードバックする必要性は感じていないので、終わったらノートはSmartEver上でキャンセルしてしまい、チェックは消えてまた翌日使えるようになる。

低血圧のせいなのか、朝はとても弱い。でも、これに従って粛々とこなすことくらいはできる。そして、毎日やっているし、これに従って動いてさえいれば、間違いがないということが証明されているので安心して任せておくことができる。ちなみに、前日のうちに着替えとか鞄とかの用意はしておくことにしているのだが、眠くて倒れるようにして眠ってしまうことも結構な頻度で起こるので、朝の行動レシピから明日の用意のレシピもリンクですぐ呼び出せるようにしてあって、これがまたかなり効果高い。

ということで、チェックリストのおかげで、朝を毎日巡航速度で始めることができ、その中で前日の行動レビューとか、執筆時間とかも取ることができている。そうして、ここまでやってから出勤すれば、既に相当の達成感が得られるので、会社にいかに憂鬱な仕事が待っていたとしても、うっかり家で会社のメールを開けてしまってそれがまたも訴訟されましたなどという縁起でもないお知らせだったとしても、あまり出鼻を挫かれる感に襲われることがない。

行動そのものの成果に加えて、こうした心の平穏が得られる効果というのは地味にとても大きいな、と思っている昨今である。