知財渉外にて

2008年3月~2014年9月までの間、知財渉外ネタを中心に書いてきました。

義務研修

今年度から、全弁理士を対象とした継続研修(義務研修)が開始された。5年間が1クールで、その間に70時間’70単位)以上の受講が義務付けられている。

全会員がいっせいに5年間の研修期間とすると最終年度が混雑して大変ということで、会員を登録番号でA〜Eの5グループに分けて研修期間が設定されている。Aグループは今年度中に14時間の履修が必須で、1クール終了し、来年度からまた5年間のクールが始まる。Bグループは、来年度までに28時間で再来年度から第2クールといった具合。私はDグループなので、平成23年度末までに56時間ということらしい。

70単位の内訳は、倫理研修が10単位、業務研修が60単位。倫理研修の10単位は必修で、業務研修は所定期間内に必ず受講が義務付けられる必須科目と選択科目からなっている。研修は、弁理士会が行う集合研修、イーラーニング、外部の研修で認定を受けたものから選択でき、このほか、講師をやったり著作執筆で単位認定がされたりするらしい。

期限までに所定単位数を満たさないと、受講勧告が来て、その期限内に受講しないと懲戒処分に発展する可能性がある模様。

現在、全国各地で特許庁が行っている改正特許法等の説明会が必須研修としてアナウンスされている(2単位)。期限が8月末。先月末に価値評価センターの評価人候補者研修を受講したので、この取得単位が4.5単位。イーラーニングで1時間視聴したので1単位。明日はPCTトピックスの研修(3単位)、来月はアジアの商標関連の研修(3単位)。ここまでで13.5単位。一応、平均すると1年当たり14単位になるので、今年度分はもう少しで完了といえる。倫理研修にも手をつけておいたほうがいいなぁ。取れるうちにとっておいたほうがよかろう、というのもあるし。

やっぱり最も怖いのは、忘れていて最終年度にひたすら研修を受講する羽目になることである・・・。ちまちまがんばるしかないか。イーラーニングもそれなりに面白いテーマがあったりするのだが、いかんせんその時間分パソコンに張り付いているのが難しい・・・。