知財渉外にて

2008年3月~2014年9月までの間、知財渉外ネタを中心に書いてきました。

「小澤征爾さんと、音楽について話をする」

なんだかもったいなくて少しずつ読み進めていて、ようやく読了。

小澤征爾さんと、音楽について話をする

小澤征爾さんと、音楽について話をする


とてもおもしろかった。思い出話とか、演奏の中身について言葉で表現することとか、村上春樹氏のレコードマニアっぷりとか、いろいろいろいろ。

いろいろな演奏家のいろいろな曲が聴きたくなる本でした。

村上春樹氏の小説はテイストが苦手で近年読んでいないけれど、逆にエッセイはとても好きで、ほとんど読んでいる。走ることについてとか、ストイックな姿勢が読んでいてとても気持ちがよいので。このインタビュー本は、お二人の音楽に対する思いとお互いに対する信頼のようなものが暖かく流れていて、とても楽しめました。

ブラームスの1番のホルンやフルートの1番・2番の話は、あらためてスコアを引っ張り出して見たりしました。そうそう、そうでしたね。