知財渉外にて

2008年3月~2014年9月までの間、知財渉外ネタを中心に書いてきました。

ブラームス Vn協奏曲

頭痛が痛くて頭が頭痛、のような具合だったのだが、ムリヤリ地元プロオケの定期に行ってきた。だって演目がブラームスのVn協奏曲だったんだもの。ソロはパク・ヘユンで、彼女の演奏を聴いたのは始めて。

ブラームスのVn協奏曲は、学生オケの頃に弾いて以来、何度か弾いている(ような気がするが定かではない。学生の頃のプログラムって決して忘れないんだけど、社会人になってからアマオケでやった曲って弾いたか弾いてないか弾いたとしたらいつか何回弾いたかさっぱり覚えていない。とほほ)。おそらく、生演奏を聴くより自分が舞台で弾きながらソロを聴いている回数の方が若干多いような気がする。

定期は会員になっていて、通常は金曜夜のところ、都合が悪かった(昨日は夜の会議の予定だった。具合悪くてぶっちぎったけど)ので、土曜の今日に振り替えた。定期は金曜と土曜と連続で行われ、曜日の振り替えがきくのが定期会員の特典になっている。で、通常は同種の席の似たような位置を振り返られるのだけれど、今日はなぜかB席がA席にアップグレードされていた。3階席の正面やや脇の方から真ん中になっていた。

いつも定期をやっている県のホールは音響は定評があるのだが、いわゆる蹄型のホールで、脇も後ろも席がある。さすがに響きはやっぱり正面の方が良いわけで、1階席から3階席まで正面はほとんどS〜A席で占められていて、それではなかなかシーズン券は高くて買えないので、2階の脇の席にしてみたり、3階の正面やや横くらいにしてみたり色々トライしている。

それはともかく、コンチェルトはやっぱり正面席が響きが断然いい。楽器にもそりゃよるんだろうし、奏者にもよるんだろうけど、以前脇の席でVn協奏曲を聞いて翌年からは絶対正面席にしようと決意したくらいで(笑)。

ともあれ、アップグレードされた席のおかげでさらにこのすばらしい曲をすばらしい演奏で堪能することができました。幸せ。舞台で生音を聞いているよりやっぱりよいですね〜。自分の好みと違うな〜、というところはそりゃもちろんありましたが、無理して出かけてよかった。具合はちょっと悪化したけどさ。

ちなみに本日の他のプログラムは、ドヴォルザークの謝肉祭序曲とヤナーチェクの狂詩曲「タラス・ブーリバ」だった。ドヴォルザークはともかく、ヤナーチェクはお初。あまり聞く機会の少ない作曲家のように思う。

そういえば、今日の後半のプロ(ドヴォルザークとヤナーチェク)では、ハープが1stVnの横(客席との間)に位置していてちょっと驚いた。通常ハープって、Vnの後ろくらいが多いと思うんだけどな。

今日調子が良ければ定期演奏会を聞きに行くと言ったら、息子2号が心配になったらしく、

オーケストラの演奏って、けっこううるさいじゃん、特にサビのとこになると。大丈夫?

と言った。いや、2号くん、クラシックでは『サビ』とは言わないと思う。。。

で、アンプを通さないクラシックは音が大きいといっても、さほど堪えないんだよね。が、息子たちは何度か連れて行った演奏会では閉口していたので、金管楽器が吠えるような曲はダメらしい(苦笑)。今日のヤナーチェクはチャイムが打楽器に入っていて、なかなか強烈ではありましたが。