知財渉外にて

2008年3月~2014年9月までの間、知財渉外ネタを中心に書いてきました。

復帰

このエントリのカテゴリを『仕事』から『雑感』に変えて、なんとなくしっくり来るようなこないような感じを持つ。仕事系の雑感とそれ以外の雑感がいっしょくたになっているからなんだろうけど。(そして、エントリを書き終わった後で、やっぱり『仕事』カテゴリに戻した。)

それはともかく。

5/15付で、育休からの復帰があった。ちょうど1年前のGWから産休に入っていて、4月の年度初めに合わせて保育所に入れたため、少し短めの復帰である。しばらくは時短勤務で16時上がり。

彼女は元々商標担当だったのだが、引き継いだ先の担当者が体調不良で辞めてしまい、その後派遣さんでしのいで待つこと3人目、というなんともはやな状態で(それぞれ事情はあるがまあそれはこの際置いておく)、復帰してみたら2日目に上司の辞任が確定し、という波瀾万丈な幕開けになってしまった。

とりあえず、今月中は前任者の派遣さんがいらっしゃるので、引き継ぎしつつ、現状の把握をして、この先どうするかはその後で考えましょう、ということにする。

そして、その派遣さんがしみじみおっしゃるには、

よんどころない事情で担当者が変わらざるを得ない状況というのはいつでもどんな会社でもあり得ると思うんですけど、そのときに、その人だけがずっと分かっているというふうな仕事の進め方をしていると、急な交代に対応できなくなったりわからなくてそのまま仕事が落ちてしまったりということになってしまうと思うんですよね。ジョブローテーションの仕組みが会社にあると、そういう事態は避けられると思うんですけど。

はい、おっしゃるとおりで。きっといくつもの会社でいろいろな業務のやり方を見てこられたんだろうな、と思う。ジョブローテーションでないにしても、業務の手法が可視化されていて、複数人で共有されて代替が利く体制になっていれば回るところが、全部の仕事が人に付いてしまうと、人が動くと仕事までくっついて去ってしまう。その人が違う仕事に就けば、くっついて去った仕事は顧みられずに落ちていく。

コミュニケーションが円滑であれば、なんとでもなった、というところはありますけどね。

ともおっしゃっていたが、それは反面、コミュニケーションというこれもまた人に依存するところに解決を求めてしまうので、もちろんコミュニケーションは円滑であるのは重要必須であるとしても、それに過剰に頼らず体制として整備することが大切なんだよな、と改めて思ったことだった。一人体制の仕事は危ない。