知財渉外にて

2008年3月~2014年9月までの間、知財渉外ネタを中心に書いてきました。

正月休みの読書

志賀高原に旅立つにあたって、どう考えてもホテルの中ですごすことが多くなりそうだったので(体調不十分のため)、本を持っていきたかったのだが、このところ読書欲がぐっと落ちていて、神経に障る?というかプレッシャーを自分にかけるようなタイプの本は読めそうにない。

行きに立ち寄った書店で軽く読める本をということで買ったのが、平積みされていた宮部みゆきの時代物。

日暮らし(上) (講談社文庫)

日暮らし(上) (講談社文庫)

日暮らし(中) (講談社文庫)

日暮らし(中) (講談社文庫)

日暮らし(下) (講談社文庫)

日暮らし(下) (講談社文庫)

何も考えずに買って、何も考えずに読んでいたら、どうもこれ、続編らしい。なんだかすっきりしないので帰宅してから前のシリーズを買う。

ぼんくら(上) (講談社文庫)

ぼんくら(上) (講談社文庫)

ぼんくら(下) (講談社文庫)

ぼんくら(下) (講談社文庫)

話としては、先に買った続編(ややこしい)の方が面白かった。ストーリーの仕立て方が。で、久しぶりに読んだ宮部みゆきであり、時代物は初トライだったのだが、なかなか楽しめたので、他にも手を出してみた。

新装版 震える岩 霊験お初捕物控 (講談社文庫)

新装版 震える岩 霊験お初捕物控 (講談社文庫)

新装版 天狗風 霊験お初捕物控 (講談社文庫)

新装版 天狗風 霊験お初捕物控 (講談社文庫)

何に惹かれるのかといえば、人物の描き方、町の様子、状況の描写が丁寧に書き込まれているところ。ストーリーの面白さもあるのだが、どちらかといえば、細かいところに手抜きがなくて楽しめるという印象(特に「日暮らし」)。そのせいか、最後に買った2冊は、怪奇話絡みで、話が天外奇想に傾きがちでいまひとつのめりこめなかった。伝奇モノはあんまり好みでないせいか。話の風呂敷の広げ方が難しいのか、ついていくのが難しいというか。

ひと段落して次は何を読もうか物色中。