知財渉外にて

2008年3月~2014年9月までの間、知財渉外ネタを中心に書いてきました。

寒い

ここのところ最高気温が一桁で、最低気温が0度前後。真冬なんだから当然というかこれでもまだまだ暖冬というか。とはいえ、寒い・・・。

私は数年前まで数年間、カナダのモントリオールに住んでいたので、寒いところは割と免疫が出来たと思う。なにしろ本日のモントリオールは最低気温が-26度、最高気温は-19度。極寒期はこんなものである。

降れば雪なので雪かきの手当てが大変だとか、雪道の運転とか、ほんの少し外に出るだけでも(たとえば家の間の道路にごみ出しに行くにも)、完全防寒スタイルをしないと大変なことになるとか、-30度近くになるといくらばっちり防寒していて体の中で出ているのは目だけでも、まつげが凍り付いてかなわないとか、つい寒い時期は出かけるのが億劫になるので欝っぽくなる人が多いとか、冬に停電になると悲惨(なのに停電が日本に比べると信じられないくらい頻度が多い)なので、暖炉に薪を常備しておくとか、そもそもあんまり寒くなると暖房の機器が悪いので暖炉併用しないと寒いとか、色々大変なことはあるのだが、暑いところに比べたらまあすごしやすかったと思う。とりあえず外に出るときは暖かいものを着込めばよいのだ。

そして、家の中は、24時間暖房完備。部屋ごとでなく、家中暖房(電熱線タイプだったが)が入りっぱなし。廊下も、地下室も、ガレージも、トイレも、お風呂も、もれなく暖房設備が付いている(その代わりエアコンはなかったが)。寝るときや外出するときに切ったりもしない。水道が凍りついて大変だとか、色々支障があるので、冬中暖房は入れっぱなし(オール電化なので電気代は高くつく)。

そんな屋内環境なので、コートは暖かく、中は薄着が基本である。帽子と手袋とマフラー必須で、子どもたちはコートではなく、スノースーツ(要はスキーウェア)を0歳児から着ている。

という寒さ基準が数年で醸成されてしまった私としては、現在の家の中の寒さといったら耐えられるレベルを超えている、と思う。ちょっと古めの1戸建てを借りていて、個別にファンヒーターやらセラミックヒーターで暖房しているのだが、3階建てなので灯油の補充が大変だとか、一度に複数の部屋を電気で暖めるとブレーカーが落ちるとか色々あり、極寒期ばかりは狭い集合住宅で密閉性が高く暖かいところに住みたいと切に思うのだ。