知財渉外にて

2008年3月~2014年9月までの間、知財渉外ネタを中心に書いてきました。

「丕緒の鳥 十二国記」

Amzaonで予約がお勧めされて目を疑ってしまった。12年ぶりの新刊。予約せずに発売日にリアル書店に(雨の中)駆けつけたのは言うまでもない。

丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫)

丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫)

発表済2編を含む4編の短編集ということで、外伝のようなものであり、本編の謎だらけのストーリーはまったく進んでいないのだけれど、差し込まれていたチラシに『長編鋭意執筆中』とか書かれていたので楽しみに待つことにする。それぞれの短編の舞台がいったいどこの国だっけ?と思うところもあるほど久しぶりで(玄英宮ってどこだ〜?とか。)、読み返そうと思って書棚を漁ったら一部しか見当たらなくて??おかしいなぁ。

それにしても久しぶりの十二国記の世界はさらに世界観と細部の描写に磨きがかかっており、じっくりみっちり読ませてもらって堪能した。適当な中世風の描写に終始するファンタジーもどきが多い中、これは本当に作り込みが半端でなくて素晴らしい。

半分くらい未完で終了と諦めていただけにうれしさ倍増ということで珍しくもブログに書いておく。