知財渉外にて

2008年3月~2014年9月までの間、知財渉外ネタを中心に書いてきました。

ライブハックス

久しぶりに自己啓発本というかライフハック関連本というかを買った。

成果を5倍にする ライブハックス! (ゴマ文庫)

成果を5倍にする ライブハックス! (ゴマ文庫)

大橋悦夫氏は、「シゴタノ!」ブログで有名。ブログのほうも愛読している。この本は文庫化ということだが、元のほうは知らなかったな。

書かれていることはそれほど目新しいものではない。いくつか例を挙げると、
・重要軸と緊急軸で4つの領域に分ける考え方(「7つの習慣」)
・スケジュールの中に自分の課題に取り組むための「優先枠」を用意する(「7つの習慣」)
・時間が空いたときにやるべきことをあらかじめリストにしておく(GTD)
・スケジュールにデッドスペースを「天引き」する(スケジュール・時間管理本では頻出)

しかし、ネーミングセンスが秀逸。

たとえば、7つの習慣では、4つに分けた領域を第一領域(重要・緊急)、第二領域(重要・緊急でない)、第三領域(緊急・重要でない)、第四領域(重要でも緊急でもない)としており、第二領域に時間をとるのが重要と訴えている。

これを勝間和代氏は、「無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法」の中で、「消費(重要・緊急)」「浪費(重要でない・緊急)」「投資(重要・緊急でない)」「空費(重要でない・緊急でない)」と名づけている。

これが、大橋氏にかかると、こんなふうになる。
 第一領域=「憂い」
 第二領域=「備え」
 第三領域=「穀潰し」(ごくつぶし)
 第四領域=「憂さ晴らし」
備えあれば憂いなし。憂いに追われていると憂さ晴らしがしたくなる。せっかく苦労した備えを無駄に食いつぶすのがごくつぶし。すごく具体的にイメージが湧く。

いくつか実行してみようと思ったこと。

■時間の献立とレシピを持つ。
たとえば、出社直後にデイリーで必ず行うことを書き出しておいて、それを見ながら淡々と順番に実行する。そして、書かれていないことは一切しない。途中で他のことが飛び込んできたら、その最後に書き足すようにする。いくつかのレシピを集めて献立にする。ちょっとやってみている。

■毎朝、現在の最重要課題を何も見ないで書き出してみる。5分間で。
毎朝、5分決めて書き出すことを継続するのが重要。そして、書き出したことから見えてくるもの、それに対して取り組む時間、と発展させていく。2日続けてみた。あ、今朝やり忘れた。

■タイマーを使う。
時計を見ながら後何分だと自分で計算するのではなく、そのタスクを始めるときに、使う時間をあらかじめタイマーに設定してしまう。そして、残り時間を見ながら作業する。iPhoneの時計機能にタイマーはついているので、これは実行しやすそう。トライしよう。