知財渉外にて

2008年3月~2014年9月までの間、知財渉外ネタを中心に書いてきました。

2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

進む道

息子1号の入学説明会に行ってきた。結局、チャレンジはかなりチャレンジングだったらしく、合格発表を見に行った当人からやっぱおちた。という電話報告があった。地元では並び称される2校のうち1校(私立)には合格し、もう1校(県立)に不合格、というのは多分…

その分野の独自の用語法

共同発明の取り扱いに係る覚書を作ろうとしていて、事業部→法務Gへ契約書の作成依頼を出してもらい、ものがものだけに、対象出願の特許側担当が大幅に関与しているのだが、出てきた草案の用語法に違和感がたくさん。例えば、・出願しただけの発明は『特許発…

休暇

息子1号の一連の高校受験が終わり、最終合格発表を待つだけとなっている現在。前からの約束で北海道までスキー旅行に来ている。毎年正月はスキーで年越し@志賀高原をさすがに今年は断念したのでその代わりという位置づけ。とはいえ時期的にはすっかり春スキ…

審決取消訴訟提起後の訂正審判請求の禁止

さて、4弾目後半。ご存じの通り、無効審判の特許庁係属中は訂正審判請求ができない(代わりに訂正請求)が、その無効審判の審決に対して取消訴訟が適された場合は、提起後90日以内に訂正審判請求をすることができる。一体全体なんでこんな訳の分からない取り…

改正特許法施行前セミナー:再審制限

改正特許法施行前セミナー第4弾にして最後、にしようと思ったのだが、長くなったのでこの項は2分割。本セミナーは、4つに分けてなされたのだが、この最終講演が最も面白かった。なにしろ講師の元裁判官某弁護士のぶっちゃけトークが・・・。さて、再審制限…

改正特許法施行前セミナー:通常実施権の当然対抗制度と残された問題

改正特許法施行前セミナー第3弾。通常実施権の当然対抗制度は、まあ産業界、特に電機業界に身を置くものとしては悲願という位置づけだったわけで。あんな登録制度使えっこないだろ!と思いつつ、あまりに抵抗が強いものだから、こりゃどうやっても改善はされ…

改正特許法施行前セミナー:国際裁判管轄

さて、某法律事務所のセミナー特集、2回目は国際裁判管轄。特許法の改正ではないけれど、けっこう関連するだろうと言うことで、あちこちで同時に取り上げられている国際裁判管轄規定の新設。ちなみに、特許法の改正が、平成23年法律第63号で、この国際裁判管…

改正特許法施行前セミナー:冒認?

4月1日の改正特許法施行を前にして、某法律事務所のセミナーに行ってきた。改正法の説明自体は、弁理士会の必須研修でもあり、あちこちで話題になってもいるので、もちろん何度も聞いている。とはいえ、特許庁サイドの説明はどうしても趣旨が中心になるし、…

Patent Notice あるいは 予測可能性

現職裁判官が講師をされる研修会に行ってきた。題目は、知財訴訟における裁判所の運用関係であり、特にマニアックなものでもなく、取り上げられた内容も、最近の法改正や重要な裁判例などを中心としたオーソドックスなものだった。とはいえ、同じ内容であっ…

似て非なるもの

当然ながら、やりたいこととやれることは違う。いま、目の前にあるこれが、やれることであることは間違いないのだけれど、それがやりたいことなのかどうかよく見えなくなっている。やりたいことはいったい何だろう。見失ってしまったような気もする。そろそ…

Acronym

米国特許の中間処理をやっていて、引例を読もうとしたら、いきなりサマリー冒頭から説明もなく「MN」「AP」「SCM」(以下続く)等のAccronymの嵐。はい〜?!フルスペルアウトはどこへ行ったんだよ!と怒っていたら、解析担当が、それ、Continuationじゃあり…

不調

(他人の不調話を読まされても、、とは思うのだが、自分の覚えのために書いておく。すみません。)あちこちで書き散らしているけれど、ここのところ不調が続いている。思い返せば1月の終わりにショッキングな出来事があり、そのせいで仕事のモチベーションに…

記念日?

ふと気がつくと、現職に転職してから4年が経過し、本日で5年目に突入した。改めて振り返ってみると、最初の1年は様子見、次の1年半はスリル満点ジェットコースターの渉外担当、次の1年半は権利化の社内仕組み作り。さてこの後はどうなるやら。法務側との関係…