知財渉外にて

2008年3月~2014年9月までの間、知財渉外ネタを中心に書いてきました。

日本の訴訟

両手に余るほどの係争案件のうち、多くは米国ものなんだが、まあ日本のものもあるわけで、その中のいくつかは裁判沙汰?になっていたりする。そして、まあこじれたら訴訟かもね、という火種も複数件抱えてはいるわけだ。

日本の場合、米国に比べると訴訟費用が格段に低いので、とっとと和解しないと、というプレッシャーも高くなく、逆に日本市場は主戦場なのであまり簡単に金払いのいいところを見せるわけにも行かないので、全然全く米国とはちがう戦略・戦術を採る必要がある。

本日はそんな日本での訴訟の期日だった。もちろん本人訴訟をしているわけではないので、代理人弁護士にお任せして(あれ?そういえば、私は付記登録はしてるので、共同代理もやろうと思えばできるんだったか)、気楽に傍聴席で聴く。

準備手続のせいなのか、口頭弁論でも同じなのかよくわからないが、円形テーブルで裁判官と双方代理人が話し合う形態のため、こちらを向いているのは裁判官だけで、聞き取りにくいことおびただしい。まあ私の耳が相当悪いせいが大きいんだけど。

ともあれ、30分ほどの時間で、

準備書面を頂いてますね。陳述されますか?
はい。
証拠提出されますか?
はい。
では、これで主張立証が尽くされたということで終結します。
次回期日は・・・。

と、淡々と進む。とはいえ、今回の期日は1つの山場で、ま、裁判所の方から提案がなされ、原被告どちらにもそれなりに持ち帰るべき検討事項ができたということだった。
※煮え切らない記事で申し訳ありませんが、公開されたらもうすこし踏み込んで書きたいと思います。

終了後、弁護士さんと今後の方向性についてさらっと打ち合わせし、とんぼ返りで新幹線。出てから5時間後には自席に戻って本日の報告書をメール送信。大阪って、拠点がないから寄り道もできなくてつまらんな〜。

帰宅したら、2号息子に

551の豚まんは?

と請求された。すみません、今日はすっかり忘れてました。っていうか、会社に戻ったので、あれ持って帰るわけには・・・。美味しいけどにおいがすごいんだもん。