知財渉外にて

2008年3月~2014年9月までの間、知財渉外ネタを中心に書いてきました。

男前女子の会

相変わらず、というか、放っておくとひどくなる一方の自分のワーカホリックぶりに我ながら危機感を感じ、友人の誘いに乗って『森の家』に行ってきた。

同行した友人たち(女性ばかり)は、とある機会に一緒になり、その後も同期会のようにして時々会っている。職種も年齢も幅広く、表面的な共通点はあまりないが、今回会って再確認したことには、全員『オトコマエ』な女子なんですな。決断が早く、行動力があり、修羅場を経験しているので大抵のことには動じない、『何とかするから大丈夫』と言い切れる強さがある。そして、稼いでいるせいか、支払いっぷりも半端ない(苦笑)。すべてが大人買いの勢いとでも言いましょうか。

もちろん、類友なので、私自身も社内外で最近とみに『オトコマエですねぇ』とか『男らしいですね!』とか言われる頻度が増えていて、ちょっとナンだったりする(汗)。なかなか集まったメンバー全員がこの手の女性であることは多くないので、会っていると話も弾むし、共感する部分も多いし、非常に快適。

で、その場の話の中で、私が物欲とかおいしいもの・おいしい酒が飲みたいという欲求とか、あんまり執着がなくて、という話をしたところ、同感、という返事が返ってきた。今まで色々あったけど、もういいや、という感じで。もう十分だ、ということなんじゃない?という話に落ち着く。それじゃ、どうして仕事だけは執着が消えないのかといえば、まだやりきってないということなんだろう。あと5年間じゃない?という声もあり、そんなものなのかもしれない。しかし、ものやことに対する執着がほとんどないといって理解してもらえたり同感だと言ってもらったのは初めてで、ちょっと驚いた。自分が特殊な感性の持ち主なのかと思っていたので・・。

『森の家』は、メンバーの一人が少し前に中古物件を購入した別荘なのだが、いわゆる別荘族の使い方とは違って、夏も冬も年間通して通っていて、そこで過ごしている。いろいろな人が訪れ、いい気が漂っている感じ。執着がなくなった果てには、QoLに目が向き、デジタルな忙しない世界から離れてここでアナログに過ごしたい、という気持ちが強くなって購入したとのことだが、家全体、敷地全体に愛情があふれていて、決して贅沢な作りではなく、まだまだ手入れが必要なところが色々ある状態だけれども、とても居心地がいい。

そして、みんなで料理を作りながらおしゃべりをして、犬たちをかわいがり、散歩に出て森林浴をし、庭で草取りをして、幼児と遊んで、という2日間を過ごした。

強く思ったのは、こういう時間の過ごし方をすると、心身に染み渡るということ。なんとしてでも時間を捻出して頻繁に来るようにしよう。ここでチャージをすると、自分の人生に(仕事だけじゃなくて)ちゃんと向き合えるようになる気がする。そういう人は多いようで、この『森の家』は、家主が居ても居なくても意識的無意識的にチャージをしに訪れる人がひきもきらないらしい。家主の彼女の人柄が大きいと思うし、その人柄に惹かれて集まってくる人々のいい相互作用が家の醸し出す雰囲気に影響しているのだと思う。

ということで、人生観が変わった気がする週末だった。またあまり時間が空かないうちに行かせてもらおう。次は息子を連れて行きたいな。話をしたら、家族は皆行きたがっていた。

そういえば、料理をしていた間中、iPod nanoが接続されたJBLのスピーカーから快適な音楽が流れていて、ずっとiPod touch/iPad用のスピーカーが欲しかった私は、『どこの?』と聞き、メモを取ろうとして、誰かに『今買っちゃえばいいじゃない?』と言われ、そのままAmazonにログインして購入。翌日帰宅した時には既に届いていた。帰ってから息子1号に、

そう勧めるお友達もだけど、その場で買っちゃうお母さんもどうかと思う

と冷静に突っ込まれたけど、実はその場のメンバーもう一人も同じものをその場で買ってましたです。はい。いいな、と思ったときに迷ったら次いつになるか分からないじゃない?即断即決だって。おかげで、今日は快適です。