天職? - 知財渉外にて

少し前に「企業法務マンサバイバル」で紹介されていた「サラリーマンの悩みのほとんどにはすでに学問的な「答え」が出ている (マイナビ新書)」を読んでいる。

まだ読了していないので感想は置いておくが、本書の第３章で紹介されている「仕事に対する３つの見方」というのがある。自分が仕事に対してどのような見方を持っているのか、ということに関する研究結果らしいのだが、

(1)義務
(2)出世の道具
(3)天職

当然ながらこのなかで成功しやすいのは「(3)天職」と感じている人だということ。この3つに分類するというのもずいぶん乱暴な話ではないかと思ったりするのだが、まあここではそれは置いておいて（こればっかり）。

ここ数ヶ月色々あって、ようやく気持ち的にも環境的にも落ち着いてきた昨今なのだが、私にとって、

・企業内で
・知財法務を含めた知財領域全般を仕切ることで
・その企業のリスクを低減しつつ付加価値の増加に貢献する

ことが自分の天職なのだろうと改めて思ったりしている。特定企業に限るものではないけれど、やっぱり外部人材としてではなくて企業内人材としての立ち位置にはこだわりたい。当事者としての立ち位置というか。

そして、上記の条件が満たされない＝障害がある場合には、即時かどうかはともかく何らかのアクションを取って自分のあるべき状態に戻すという動機がづけが働く、ということも改めて認識したことだった。

天職を自分の仕事にできている状態自体が報酬に感じられるというのはその通りだけれども、いっぽうでやっぱりその働きに応じた評価をもらえた方がよりモチベーションは上がるよなあ、と現金なことを持ったりしたボーナス前＝人事考課開示の本日だった。