知財渉外にて

2008年3月~2014年9月までの間、知財渉外ネタを中心に書いてきました。

2012年を振り返る

スキー場の大晦日。今年はなぜか家族を送り出して一人ホテルでまったりという日がなく、滑り倒しているので、じっくりブログを書く暇がない(苦笑)。リアルに充実しているのはよいことなんだろうけど、ちゃんと時間をとって振り返ることも同じくらい大切なんだよね。

というのも、11月下旬にブログのカテゴリを再構成したところ、Review系のエントリがえらい偏りがあることが判明(汗)。興味の続く限りで書いてるものだから、、、というのが丸わかりであります。

ということで、興味の赴くままにエントリは書いてきた1年だし、ここの他に日記をつけているわけでもなく、何が起こったか、何を思ったかはもうほとんど記憶の彼方で思い出せない。情けなや。

思い出せる範囲がほとんど10月以降の3ヶ月なので、そのあたりを中心に書いてみると、

仕事について、部内の諸々に大きく影響を受けた一年だった。自分の管轄下は自分が防波堤になっていることもあり、大して影響は受けていないのだが、私自身は立場的にも業務的にもずいぶん幅が広がってしまい、それに伴って他の業務を整理ざるを得なくなった。遅かれ早かれというところはあったので、まあ災い転じて福?という位置づけでよいのだろう。

この一連の流れと、9月から採用した人員が思った以上に当てになる人材だったことが幸いして、私自身が権利化業務のバッファとして動くこと(他のリソースでまかないきれない部分を全面的に吸収する)を廃止した。これにともなって、マネジメント以外に自分がプレイヤーとして動く仕事は、なんでもかんでもでなく、特定の知財法務系業務に限られることとなり、動きやすくなったし、マネジメントに注力できる割合が増えた。

一連の流れの中で、不可避的に知財法務系の業務比率が増加してしまい、おそらくこの傾向は来年も(多分このさきずっと)継続するように思われる。パンドラの箱を開けてしまった感があるし、巻き込んでしまった若干一名には気の毒という他はないが、全体最適を考えると致し方ないところ。

こうした仕事の流れの中、なんのために仕事をしているのか、何が楽しくて生きているのかという根源的な問いに突き当たり、各所で種々の刺激を受けた結果、やるべきことではなくやりたいことをやる。という大変単純な結論に到達した。それが仕事であっても、プライベートであっても、その軸を変えずに生きようと思っている。仕事は好きでやっていることであり、天職だと思っているけれども、個別に見れば、やるべきことに流されている側面も当然ながら存在する。そこの順位付けを間違えないようにということである。7つの習慣にいう重要度と緊急度のマトリクスに似ているけれど、「重要度」という用語にすると、自分にとって、という視点が抜けがちになるので、あえてここは『それはやりたいことなのか?』という問いかけにしたいと思っている。

プライベートでは、似たような時期にヴィーガンに復帰することになった。無塩食ダイエットセミナーからそのままの流れで保持することになったわけだけれど、ほぼ毎日弁当をつくって持参し、夕食も帰ってからレシピを見て作り、というしばらく前からは想像もできないような勤勉?ぶりである。やってみると、そして、それを応援してくれる、自分にあったレシピ集があると、それほど負荷をかけることなく継続できるもので、なにより身体への負担が非常に軽い。おかげでずいぶん体調がよくなったと思う。今回のスキーでも、宿に菜食のみでお願いした結果、普段の旅行よりも格段に調子がよく過ごせている。

プライベートでできていることもできていないこともあるのだけれど、ここでも『やりたいこと』を『やるべきこと』に優先してやる、ということを試行している。この軸が定まったことで、迷いがなくなって、なんとなく憂鬱とか、なんとなく気乗りがしないとか、なんだか何もしないうちに時間が過ぎてしまった、とかいうことは激減した。

多分その結果が、いま来ているスキー旅行で、ここ数年になく快調で充実した休日になっているということだと思う。

とりあえず、書ける範囲での今年のReviewはこのあたりで。ブログやSNSについての振り返りは別エントリにしようと思います。