先頃着任された社外役員の方が元々某メーカーの知財の方であったということで、出社される機会に少し時間を頂いて当グループの状況説明を行うことになった。その上で、我々が面している課題について助言や支援が頂ければ、ということである。
とはいえ、通り一遍の部門の概要説明ではなく、助言が頂ける程度にちゃんと実質的なものをしようと思うと、どんな順序でどのように説明するのが適切なのだか中々悩ましい。法務部に知財部が統合されたときに前の上司に対して似たようなことをやった気がするが、そのときは私の管掌範囲はもっと狭くて渉外と商標のみだったので、今から思えばずいぶん単純だったのだ。
ということで、ひとまず、
(1)部門の成り立ちというか社内における歴史
（いつから兼務じゃなくて知財という組織ができたか、とか、人員の増加がいつどうしてどのように行われてきたかとか、どんな外部要因があったか、そしてそれが社内の活動にどう影響したか、等々）、
(2)現在の業務分担の概略、
(3)昨年度の実績、
(4)今期の活動計画と目標、
という順序で進めていこうと準備をした。
話のそこここで的確な質問を出されるので、それに答える形で進めていったため、(1)で予定時間のほとんどを使い果たしてしまい、ざっくり(2)に入って本日は終了。とはいえ、あちこち話も発展して行ったので、(3)や(4)の内容にも触れることがあり、ずいぶん理解して頂けたように思う。
しばらく隔週で時間が頂けそうなので、また次回この続きをしていく予定。
それにしてもこの手のことを整理して人に説明すると、課題がいっそう明確になり、自分の頭もクリアになる効果がある。目の前の課題と中長期の課題がレイヤーに分かれて見えているので、一通り済んだら相談に乗って頂こうと思う。
