知財渉外にて

2008年3月~2014年9月までの間、知財渉外ネタを中心に書いてきました。

業務一般

仕事始めが残業始めって

社内のプロジェクト系で上司経由で宿題が年末押し迫った26日(の夜!)に出され、提出日が仕事始めの本日。休み中にしっかり考えて提出して下さい、という趣旨のものだったようなのだが、組織全体の仕事にかかる内容のため、自分だけで考えて出すと言うより…

今年も無事に仕事納め

カレンダーの関係で例年より1日早く仕事納め。今の勤務先に移って6回目である。毎年同じスケジュールなのにどういう運びだったかどうも詳細が思い出せなくてなんとなく自信が持てずに当日を迎える、という繰り返し(^^;)。本当は、自分の机の中の整理とかも事…

久しぶりに契約書を袋綴じ

某社と特許関係で契約の運びとなり、できれば年内に締結の形に持っていきたい、ということで月初めからドラフトのやりとりをしていたのだが、大きな修正はなくとも細かいところでやりとりしているうちにあっというまに日が過ぎて。起草をしたのが先方である…

一人担当が故に起こりがちなミスの防止法を模索中

会社の規模が小さいと、業務を複数人で担当することが難しい。複数業務を複数人で担当してバックアップ体制を取るのがいいのだろうけど、種々の事情でままならないままに忙殺されて過ぎていく。組織で仕事をする以上は当然ながら担当だけで処理が完結するこ…

仕事の幅を追えるのはいつまでか

拝読している「寄り道 まわり道 遠くへ行く道」の最近の記事に「仕事の幅」というのがあって、その中で、このようなことを言われている。 つまり、わたしはどこまで仕事の幅を広げようとするのか、どこまで成長していくつもりでいるのか、ということです。も…

飽きたわけでは多分ない

ここのところどうもテンションが上がらなくて、夫に仕事に対する熱意が落ちてる。と零したら、(夫)『今のような仕事をそれだけ濃密にやれる環境って他では中々ないんじゃないの?』 (私)『それは確かに。』 (夫)『なのに飽きたっていうのはいかがなも…

もう一度?

企業知財から特許事務所に出てまた企業知財(イマココ)なわけだけれど、もう一度事務所というのはありませんか?と問われた。うーん、どうだろうな?少なくとも、10年前のようにガンガン新規の特許出願明細書を書いて稼ぐということはできそうにない。5年も…

壮行、のはずなんだけど

当部署で最も歴の長い方が本日までで産休に入ることになり、昨日は「壮行会的食事会」をした(本来は最終日本日に予定していたところ、台風が来るかもと散々あちこちで脅かされたので前倒した。結局来なかったけど)。で、無事に送り出して約1年後の復帰を楽…

あるべき姿

とあるきっかけで組織論について基本的なところを学んでおきたいと思ったところ、それが経営学の一分野だということが(えらい遅まきで恥かしい限りだが)わかり、経営学ってんじゃそもそもどんなんだっけ?という話になり、色々回り道したあげく(相当の投…

絵を描く

文字通り、ではなくて比喩的な意味で。組織を持っていきたい方向とか、やりたいこととか、諸々あるわけだけれど、そして当然ながらそういうことをちゃんと全体感として描いて示して持っていくことが期待されている訳なんだけれど、なにしろ実務に埋もれてい…

部門の長

少し前の知財管理誌に、知財部門の部門長で生え抜き率は2割程度という衝撃の?記事があった。大きな知財部でも部門長は他の部門から落下傘でやってくることが多いとか、それだと専門性の高い知財部独特の業務決裁が難しいのでじゃあどうするかみたいな話だっ…

見える景色の違い

組織/マネジメント体制が変更になって1ヶ月経過した。業務の範囲が変わるわけではないし、これまでもグループの中に小チームを置く形で進めてきたのでさほどの影響はないだろうと思っていたのだけれど、やはり正式な形で組織の形が変わるということは各方…

結果と過程

適切な結果を適正なプロセスで出すのが最善。しかし、適正なプロセスを踏んで適切な結果が担保されるには、プロセスが適正であるだけでは足らなくて、それに関わる人にそれなりのリテラシーが必要である一方、プロセスをすっとばしたって適切な結果を出すこ…

異動やら移動やら

8月16日付けというなんとも中途半端な時期に組織変更・人事異動があった。と話した方に「もう少し待てば下期なのに」と笑われたけれど、切りのいいところまで待てないのが当社で、切りのいいところを目指していて間に合わず中途半端な時期になることも多いの…

東京出張

「よく東京にいらっしゃるんですか?」と頻繁に聞かれるので、「大体週1回ペースで行ってます」と答えるのが通例なのだけれど、最近実は毎週ペースでは行ってない。全く出歩かない週というのがそんなに珍しくなくなっていて、出張週と非出張週が交互にある感…

職務経歴書その6の裏側

現職に転職したのは2008年の3月で、その4月から息子1号が小6、息子2号が小2に進級予定だった。現在それぞれ高2と中1である。息子たちが両方小学生になって、物理的な拘束時間が減ってきたことがようやく転職に踏み切る踏ん切りになったわけだけれど、それ…

職務経歴書その6

さて、キャリア第3期。詳細は幕間エントリを参照頂きたいが、ざっくりいうと、私のキャリアは以下の歩み。要は、第3期が現職となる。 第1期 1987年4月〜1996年5月(9年2ヶ月) メーカー知財 休 職 1996年5月〜2001年11月(5年6ヶ月)在カナダ 出産育児、通学 第…

職務経歴書その5の裏側

キャリア第2期、特許事務所時代の後半(2005年4月〜2008年2月)は、息子1号小3〜小5、息子2号年中〜小1にあたる。話は少しさかのぼる。よく言われることではあるが、面倒見のよい保育園時代を送っていると、小学生になってからの方が親の負担が大きかったり…

職務経歴書その5

さて、キャリア第2期、特許事務所時代の後半(2005年4月〜2008年2月)である。前半時代の事務所のオフィスは、初職でありクライアント会社であった某社の至近にあった。所長が独立した当時はほぼ全件出身会社の案件だったため、利便性を考えてそこに構えたと…

職務経歴書その4の裏側 ワーキングマザーとして

2001年晩秋に帰国したとき、息子1号は5歳、2号は1歳だった。カナダに滞在中、英仏語のクラスに通ったり、McGill Univ.のLawに通ったりしていたので、息子1号が10ヶ月の頃から保育ママに預けはじめ、Daycare(保育所)の空きを待って入園させ、2号も兄弟優先で7…

職務経歴書その4

ずいぶん着手が遅くなってしまったが、ようやく職務経歴書その4である。幕間エントリに書いたように、今回は、改めてキャリア第2期 2001年12月〜2008年2月(6年3ヶ月) 特許事務所について書いてみたい。6年あまりの第2期キャリアは、前半(2001年12月〜2005…

売り込み

こんな仕事をしていると、常時一定量の売り込みがある。主に国内の特許事務所と調査会社で、翻訳会社とか海外の特許事務所などが時々。パンフレット類が充実していて頻繁に送られてくるのは調査会社系で、送ってきた後に電話でアポ取りというパターンが多い…

産休・育休・時短など

当社知財は私を含めて半数が女性(改めて数えてみたらちょうど半分で実は驚いた。もっと少ないと思ってたので。自分を勘定に入れてなかったせいも大きいが)。私自身は物理的に子育てに手が取られる時期を過ぎたのでほとんど影響はないが、残りの女性は一人が…

文字だけだと

週の大半を離席して過ごしていると、そしてアクティブな案件がそこそこあると、待ったなしでそれなりにコミュニケーションを渉外担当と取ることが必要になり、普段は隣を向いて話をして済ませるところをメールに書き下して往復することになる。話の複雑度が…

『採用基準』伊賀泰代

遅まきながら読んだ。出版された頃に話題になっていたのはもちろん知っていたのだけれど、なんとなくそのときには手に取る気にならず、そのまま読みそびれていたもの。連休ということで夫と近所の書店に出かけたらまだ数冊平積みになっていて、『ああそうい…

ローカルのデータ整理

会社で使っているPCは、仮想環境(VMware)なのだが、ここのところ個々の処理に時間がかかることが多くて難儀していた。ハードディスクの残容量の問題かと思ってチェックしたところ、2Gは切ってないので大丈夫だと思っていたのだが、どうやら少し足らなか…

職務経歴書 その3とその4の幕間

予告通り、職務経歴書エッセイ風の続きを書こうと思っているけれど、本格的に書く前に肩慣らしを。これまで書いたのは、2005年から2006年にかけて受けたコーチングの時のもの。 ・職務経歴書 その1 ・職務経歴書 その2 ・職務経歴書 その3当然ながらその…

俯瞰して語る

先頃着任された社外役員の方が元々某メーカーの知財の方であったということで、出社される機会に少し時間を頂いて当グループの状況説明を行うことになった。その上で、我々が面している課題について助言や支援が頂ければ、ということである。とはいえ、通り…

凪の一日

とりあえず、会議の予定もなく、どこにも出かけなくてよくて、急ぎの電話もメールも来ない。こんな一日がたまにはあってもいいよね〜。ということで、ひたすらタスクを書き出していた。スターをつけたメールを見返して、うわ、これもあった。 どひゃ、あれも…

回帰

ずいぶん前に、「昔の名前で出ています〜」というふざけたタイトルのエントリを書いたのだが、まあそれから2年半経過して、特許から知財へグループ名称が戻った。まあこの間色々あったわけだけれども、時代の流れとかそれまでの社内での活動とかの影響で、正…