知財渉外にて

2008年3月~2014年9月までの間、知財渉外ネタを中心に書いてきました。

2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

品質問題?

弁理士と弁理士試験のブログのドクガクさんが、『明細書の過剰品質についての疑問』という記事を書かれていて、Twitter上で話題になっていた。どうやら、彼の問題意識は、明細書が高品質かどうかを量るには種々の評価尺度があると思われるのに、顧客から要求…

知財部員に求めるもの

先日書いた『特許事務所とのつきあい方』のエントリを読まれたアマチュアサイエンティスト(アマサイ)さんが、ご自身のブログでこれをネタにした記事(『それは戦略でも戦術でもない』)を書かれている。それを巡って、Twitter上で話がけっこう盛り上がった…

ストレスじゃなくて花粉症らしい

三連休に更に1日くっつけてお休みしてスキーに行っていた先週ですが、もう絶不調で、行きの車の中で爆睡、着いた宿で昼寝、ようやく中1日滑るのが精一杯。帰ってきた翌日も寝倒してしまいました。行く前の日も目が痛いとか顔が痛いとか肩がやたら凝るとかあ…

特許事務所とのつきあい方

先日関西の某社の知財部長氏の話を聞く機会があった。同社の出願件数が年間約1500件で知財要員が40人弱。普通で考えるとかなり少ない。少ない人数で達成するために、『質のよい丸投げ』をするようにしているとか。かつては同社もごく普通の?企業のように、…

若手のギモン(11):発明のカテゴリ

先日特許事務所面談を行った案件のクレーム案をチェックしていた2号君がおもむろに言うことには、クレームの立て方についてお聞きしたいんですが。(コイツの質問の仕方って、いつもえらい大上段なんだよなぁ・・・。)よく、1つの出願の中で、メインの独立ク…

得手不得手

知財協の専門委員会への委員推薦案内が送られてきて、各委員会の人材スペックが出ていたので、グループメンバーとつらつら眺めながら、その委員会にはどんな人が来ているか、自分ならどこが行けそうか、などという他愛もない話をしていた。検索系とか管理DB…

レイヤーを分けて考えるというか、内部関係というか:Indemnification

少し前に、Indemnification関連のエントリを書いた。顧客からの通知ではなく、自社が特許侵害で警告を受けたり訴えられたりする通常の案件の場合でも、似たようなことは行う必要がある。発生した直後に、対象特許と被疑製品の関連度を調べるが、その際、もっ…

滞るとき

しばらくブログの更新が止まったりすると、よく、『お忙しいようですね』と言われるのだが、実はちょっと違う気がする。忙しくてもまめに更新しているときはしているのだ。更新ができないときの理由は大別して2つある。(1)ネタがない (2)エナジーレベルが低…

再会

とある会合で初職の上司に会った。1年に1度ここで会うだけになってるねぇ。と言われたが、それでも会える機会があるのは嬉しい。共通の話題がないので話はさっぱり弾まないんだけどね〜、とか思っていたら、あなたもそろそろいい歳なんだから、今後のキャリ…

若手のギモン(10):自衛のための特許

特許侵害警告や提訴を受けた場合、ライセンスという形で決着することがある。そして、相手が事業会社であれば、こちらにライセンスできるような特許の持ち札があれば、それを持ち出して相殺するとか、減額のネタにするとかは常套手段である。という話を若手…

知的財産権訴訟における実務上の諸問題

弁理士会で標記テーマの研修があった。講師は、東京地裁47部の阿部判事。『実務上の諸問題』とかあったので、近似のトピックスを中心としたマニアックなものかと想像していたら、当日資料のタイトルは『知的財産権訴訟の実務(特許権侵害訴訟を中心として)』…

2011年1月の振り返り

2011年も1ヶ月が過ぎた。1年の振り返りじゃ忘れてしまっているので難しいから3ヶ月ごとに振り返ろう、とか書いたけれど、よく考えたら毎月振り返ればいいのでは??3月終わって旅行に行くのはスケジュール的に難しいことが判明したし。。ともあれ。 体力方面…