とある会合で初職の上司に会った。
と言われたが、それでも会える機会があるのは嬉しい。共通の話題がないので話はさっぱり弾まないんだけどね〜、とか思っていたら、1年に1度ここで会うだけになってるねぇ。
といきなり言われた(苦笑)。いい歳って・・・。あなたもそろそろいい歳なんだから、今後のキャリアプランを考えないとね。
『定年ですか？』ぼやぼやしているとふと気がつくと時間が過ぎていて、
ありがとうございます。それ以上つっこんだ話もしなかったけれど、噛みしめてしまった。いや、そうじゃないけど(苦笑)。
今が年齢的に一番仕事ができる時じゃない？だから、よく考えて大切に使わないとね。
考えてみると、彼と私の年齢差というのは、今の私と若手君たちの年齢差とほぼ同じなんだよね。彼が私の年齢の頃、私は彼の元を去ってしまったし、その前2年くらいは直接の上司からは外れていたけれど。あまり雄弁な方ではなく、というか、喋らない方ではないのだが、ぼそぼそと趣旨不明な発言が多くて宴席になると説教くさいとかいわれていたが(爆)、仕事に対する姿勢とか、社内での立ち位置とか、もちろん具体的な技術法務の仕事も一から教わって、それ以上に背中を見て色々学ばせてもらった。私のいまがあるのは、やはり初職のおかげだなぁといつも思う。考え方の原点が彼の下にいた日々にある。
さて、『キャリアプラン』などと、それこそ転職も終わったこの年齢になって言われるとは思っていなかったので不意を突かれたが、確かに、今は一番仕事がしやすいポジションにいる。ある程度の権限と、周囲の承認と、新しいことを始めるだけの会社の余裕と、吸収してくれる若手メンバーと、思いを共有できるベテランメンバーとに恵まれているのだから。これをどういう風に生かしていくか、どの方向に持って行くか、会社の進む方向とどういう関係で行くのか。法務との立ち位置をどう持って行くのか、開発との、技術管理との関係はどうするのか。私は、どうしたいのか。どこにマイルストーンを置くのか。
おもしろさに紛れていないで、もう少し自分自身の中期計画を立ててみようか。
