知財渉外にて

2008年3月~2014年9月までの間、知財渉外ネタを中心に書いてきました。

2/15の知財渉外

どうやらサザエさん症候群を発症したらしく(苦笑)、日曜夜に頭痛に見舞われた。が、朝になったら特に問題なく。でも朝から大雨だったので、昨日の頭痛は低気圧のせいだっただけかもしれない。

さて、悶々としていると、さっぱり更新が進まないので、ちょっと軽めのエントリーで足馴らしをしておくことにする。なので久しぶりに本日の知財渉外。ここ数カ月、渉外案件が激減して(頑張って減らしたのよ〜)、商売替えかと思っていたら、最近少しく活発化していてやっぱりそうは問屋が卸さないのであった。

■午前中

1ヶ月ほどUpdateがない米国訴訟案件について、代理人に情報くれメールを出す。なんかねぇ、この案件、被告の数が多くて供給関係が入り乱れていておまけに裁判所も件数が多くて動きがのろいため、進行が超遅いのだった。まあ別にそれでもいいのだが、知らないうちにコストがかかるのは困る。

法務が契約書の管理データベースを刷新するというので、項目の要望書を出してくれと言われており、それを考える。法務が扱う契約書のうち知財関係はほんの僅かなんだけれども、まあ対応してくれるというのであればそこからちゃんと検索ができた方がよいわけで。主に必要になるのはロイヤルティの関係項目かね。期日は当然入れてもらってアラートが出せるようにするとして、金額や料率をどこまで盛り込めるものか。契約条件シートのようなものを別立てにリンクさせるらいしので、そっちで対応になるのか。とりあえず要望としては全部盛り込んでおく。

日本の警告案件で代理人弁護士に連絡メール。まあ色々進行中である。

比較的新規の米国訴訟のファイル整理。う、File Wrapper読まねば。

部下から稟議書作成時の注意事項をまとめたので見て欲しいと言われる。とりあえず後回し。忘れないようにしなくては。

先日、「かんぽう」オンラインストアで、この本を買ったので、郵便局に振込に行こうと思ったのだが、通帳を忘れたのでまた明日。通帳から出金にして記録を残さないと・・・。

注解 特許権侵害判断認定基準―裁判例からみたクレーム解釈の実務

注解 特許権侵害判断認定基準―裁判例からみたクレーム解釈の実務

まだ未読。少し古目だけれど面白そう。KTKで研究会のネタ本にされているようだ。そういう用途がよいだろうな、この手の本は。自分で読むのはけっこうキツイ。


■午後

上記米国訴訟のFile Wrapperを印刷してファイルしつつ、つらつら読む。ううむ。眠りそうだよ。しかし、200ページを超える雑多な書類を1つのPDFにしてしまうってどうなの。一度に印刷指示をかけたらエラーになるし、メールで転送はできないし。ともあれ、もう少し読むのに時間がかかりそうだ。

これにも関係するが、米国訴訟を起こされた時の手順書を作る。少し前に、警告を受けた時の手順書をつくってみたので、それを下敷きに修正しつつ作ってみる。起こった時ごとに試行錯誤でやっているので、定型化しておいたほうがよいところは色々あるのだが、この手の手順書って言うかマニュアルって言うかは作るのに結構時間がかかる。そして、出来上がる頃にはさらによいやり方に修正されていたりして。まあでも自分でやるだけではないと思えば作成する価値はある。基礎を作ってあとは人に任せたいところ。

とやっていると、今朝ほど代理人に送ったメールの返信が来て、一応のUpdate情報を入手。思った通り、ろくに進捗は進んでいないらしい。困ったもんだ。とっとと手を引きたいところである。

さて、一通りの手順書はできた。が、事業部門に色々お願いするために説明しようと思うと資料としては全然足らない。これでは目的を理解して協力してもらうのは難しい。というか、何のために必要な情報なのかが理解出来ないと思い込みでとんちんかんな情報提供をされて手戻りが発生するんだよね。ということで、ちゃんとした目的を書いた資料作りが控えているということがわかったぞ。しかし、事件の進行は待ってはくれないところが辛いな。とりあえず今の案件については打ち合わせを先行させてホワイトボードに殴り書きしてすませるか・・・。

というところで時間切れ。今週は夫が海外出張で不在のため残業禁止である。