知財渉外にて

2008年3月~2014年9月までの間、知財渉外ネタを中心に書いてきました。

火中の栗

とあるトラブルの対策会議招集があったのだが、いかにも難題そうで招集されているメンバーを見渡しても収拾がつかなさそうだったので、一蓮托生の部下氏を派遣した。ところやっぱり収拾というか方向性が出ないというかなんとなく出たっぽいんだけど実際どう動いたらいいのか分かってないというか(嘆息)。仕方なく半ば強引に窓口を引き受けるように仕向けたんだけど、手をつけてみるともつれた糸をほぐせばほぐすほど追い込まれ感が強まり、当該部下氏に

これほどの貧乏くじは久しぶりです。

といわれてしまった。ごめんごめんごめん。彼はプロパーで山ほど色々社内で経験してるので大抵のレベルは経験済みなんだけれども。他人の後始末は最も始末に負えないもので(モゴモゴ)、

もう切れそうになりました。

と言われてしまい、(その状況では)切れてもよし。許可する。と言ったところ、隣で聞いていた新人君に『回数券みたいですねぇ』と笑われた(大物だ)。

火中の栗であることは覚悟の上で拾いに行ってもらったんだけど、火傷どころか山火事の様相で、いったいどこから手をつけたらいいんだかというかどう納めたらいいんだか、山火事の延焼範囲がまだ見えなくて途方に暮れる。かなり自分たちの土俵から外れたところのトラブルなので見当が付かないせいもあるんだけど(見当が付くようになりたくもないが)。

ということで、一蓮托生の身としては、週末にじっくり検討すべく関係書類を持ち帰りました。こっちはこっちで立て込んでいてここ一週間相談には乗ってたけど自分で一次情報を検討する時間が取れなかったの。さすがにこれだけ重い問題だと一人で検討させてその結果の報告だけから判断するのは危ないのでみっちり見ることにする。

しかし根本的な原因が社内の体制にあることは明らかなので、抜本対策をどう立てて落とし込むかを考えただけで気が遠くなりそう。とりあえずの対処はなんとでもするんだけど、毎回これをやるわけにはいかないし。