ジムで筋トレをするときは音楽はいらないが、有酸素運動の場合は時間がかかるのでなにかしらBGMが欲しい。バイクやトレッドミルなどのマシンにはテレビが備え付けられているものも多いのだが、私はどうもテレビと相性が悪い(苦手というか嫌いというか)ので、いつもiPhoneをお供にしている。iPodでOTTAWAのCafe Blue(ポッドキャスト)を聞きながらメールやグーグルリーダーを読んでいることもあるし、ビデオポッドキャストを見ていることもある。
最近、クロストレーナーをしながら見ているのは、先頃iTunesのビデオポッドキャストの中で見つけた「西村朗 『クラシックの魔法 スピリチュアル名曲論』」。作曲家の西村氏がクラシック音楽史を思い入れたっぷりに語っている。どうやら、10月に出した同名の書籍の宣伝用に作ったものらしい。
- 作者: 西村朗
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/10/22
- メディア: 単行本
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よく考えたら、ちゃんと音楽史の講義を受けたことはなくて、本で読んだり、聞きかじったりしているだけなので、改めて聞くとへぇぇぇ〜ということが多くてなかなか面白い。11回のシリーズで、今日聞いていたのはロマン派の音楽あたり。シューマンがクララとらぶらぶで、ブラームスがそこへでてきて、云々と聞いていると、あらためてブラームスのシンフォニーが聴きたくなる。
これがNHKの教育テレビあたりなら、語りに合わせて該当の音楽がバックに流れたり、楽譜が映ったり、はたまたゆかりの地が映ったりするのだろうが、なにしろ無料のポッドキャストなので、ひたすら西村氏がしゃべっているだけである。とくにビデオである必要もないような感じだが、熱意が伝わってきて、大学で講義でも聴いているかのようでそれなりに面白いのだ。聞きながらくすくす笑ってしまったりして、端から見たらけっこう変な人である。まあみんな自分の運動に必死で他の人のことなんか気にしていないだろうけど。
ということで、ブラームスの交響曲が聴きたくなって、ビデオを止めて聞き出したんだけど、なにしろ長いので全然聴き終わっていない。40〜50分が4曲だもんねぇ。あとは、ベートーベンのピアノ曲が全曲まとめて聞きたくなったとか、いままで聴かず嫌い?だったブルックナーもちょっと聴いてみようという気になったとか、色々ある。
本も買って読んでみるつもり。