知財渉外にて

2008年3月~2014年9月までの間、知財渉外ネタを中心に書いてきました。

突然の休日

愛読している寄り道 まわり道 遠くへ行く道というブログ(女性研究者の方が書かれている)の昨日のエントリーに、こんなくだりがあった。

一番大事なことは、子どもには「予定」はないということで、いつなんどき、どうなるかわかりませんから、働くお母さんというのは普通、あらゆる手を尽くして予防線を張っています。

そういうわけで、のんきに行き当たりばったりで生活していく、ということはほぼ不可能になります。いつもマルチタスキング。将棋のように先の先を読む。まあそのおかげで、時間管理は徹底的にできるようになりましたし、予定もがっちり組みますがどのような不測の事態にも対応できるという手をあらかじめ打っておく、という生活が身につき、結果として単位時間当たりの仕事量は格段に増えて仕事力は上昇、とまあある意味能力改善につながるわけですね。

そうだよなぁ、としみじみ読んでいたら、今朝、ここのところ体調が今ひとつだった2号息子が「頭が痛い〜」と起きてきて、発熱はしていないもののけっこう辛そうで、無理に行かせるとこじらせそうな気がしたので休ませた。転職後、裁量労働者でなくなった私は、年休残も厳しいし、いつでもどこでも仕事をするというわけにもいかないので、正直なところ1日休むときついことはきついのだが、今日は夫は重要会議が目白押しでとても休めないと言うし、明日は私はそれこそ重要な電話会議が予定されているので絶対休めないことがわかっている。ということで、本日は有休取得。余り眠りが深いタイプでない2号がすぐ起きだしてくるのをしかりつけて寝かせつつ、PCに向かって半分仕事のような半分情報収集のようなことをしている。

今でこそ、子どもたちは小学生になり、「いつ何時どうなるかわからないから、いつでも仕事がなんとかなるように」という手を打っておく必要性はグッと減った。二人とも保育園児だった頃、1号が小学生で2号が保育園児だった頃は、朝いきなり仕事に行けなくなるということは、想定される範囲の出来事だったので、いつもいつも3日くらいは家で仕事が回せるような体制を組んでいた。作業中のデータはオンラインストレージを使ったり、USBメモリで持ち歩いたり、果ては毎日ノートPCを持ち歩いたり。

クライアントとの面談は、夫の出張とできる限り重ならないように設定し、どちらかが必ず対応できるように手当てした。本当にどうしようもないときは実家の応援を頼んだりもした。近隣に病児保育室がないので、これを利用したことはないけれど、もう少し近ければ、そして、子どもがもっと病気がちであれば(うちの息子たちは相当丈夫な方で、滅多に体調不良にならない。そして基礎体力があるので、熱を出しても1日休んでいれば大抵翌日には完調。これはとてもラッキー。)利用していたことだろう。

職場で机に向かって集中できる時間はどうしても短くなるので、時間管理はうまくなるし、細切れ時間は有効利用するのが当たり前だし、確かに単位時間当たりの仕事量は増えて仕事力は上昇しているのだろうな、と思う。ときどきずっと走りっぱなしのような緊張感あふれる生活に疲れてまったりできる時間が欲しくなることはあるけれども。

今日は、予定していた仕事はできないけれど(持帰ろうかと思って機密性が高いので止めた)、だからといって取り返しがつかなくなるようなものでもないので、降って湧いた休みをまったりしつつ、自室の整理でもしながら過ごそうかと思う。