知財渉外にて

2008年3月~2014年9月までの間、知財渉外ネタを中心に書いてきました。

やる気が起こらないときでも5分だけやってみる

先般から始めているタスク管理システムは、まだまだ試行錯誤の真っ最中で、あれに手を出しこれに手を出しあちこちいじってまた戻してを繰り返している(のでブログの更新が滞っている)。

で、そのせいで「シゴタノ!」周り(シゴタノ!本体だけじゃなくて、執筆陣の個人ブログとかも含めて)を読みまくっているのだけれど、その中に、タスクリストに入っていてやるべきなんだけどどうにもやる気になれないときにどうするか、という記事をみつけた。
058 やりたくないタスクをやる休憩時間の使い方 – ライフハック心理学

ここでは、これからやることになっていること(例えば『企画書を書く』)がやりたくないのだとして、まずそれがなぜやりたくないのか自分の主観を探る。そして、それが例えば『書くこと』だからやりたくないのだとすれば、その『書くこと』を使って休憩する(MS Wordで落書きするとか)ことを勧めている。

その理由として「先行作業による知覚への刺激が、後続作業に関係する記憶内容(技術記憶も含む)を思い出しやすくする」からであり、「先送りしたくなる多くのタスクとは、作業間の不連続性のせいで、一段と「やりにくそう」に見えている」のだそうである。へぇ〜。確かに、仕事に集中していると、空腹を感じてもそれを離れて食事を作るのは気が進まず、とりあえず手近なものをつまんで済まそうとする、などということは起こるよね。

しかし、ここで多少の問題が。たいていの場合、なんとなくやりたくない気分は感じるものの、それがなんでやりたくないのか、上記の例で言えば、書きたくないのか考えたくないのか調べるのが面倒なのか等は、もやもやしていて原因がわからないことが多いんだよね。そこまではっきりさせなくてもいいんじゃない?という気もする。

で、こちらの記事では、ずっと先送りになっているようなタスクについては、とにかく5分だけやってみることを勧めている。これは、どちらかというと、頭の中にイメージは何となくあるけど全体感がなくて着手がしにくい場合を想定しているみたい。そして、『終わらせよう』と思うと『終わりそうにない』から『いまはやらない』というスパイラルに入るので、『終わらせる』と考えるのをやめて、『始めるだけ』にすることを勧めているという構図のようだ。

仕事は終わらせようとすると終わらないので、始めるだけにとどめる | シゴタノ!

ということで、とりあえず、半信半疑ながら、

なんとなくやる気が出ないな〜

と思ったときには、んじゃ5分だけやってみよっ!?と自分に声をかけて着手だけしてみることにした。それが大きなタスクであれ、小さなタスクであれ、やりなれないものであれルーチンであれ、やる気になれないという一点では同じなので、対処法も同じでいいような気もして。

そしたら、単純なことに、とにかく着手してみれば、5分の間にそれなりにそのタスクを実行するにふさわしいモードに自分のスイッチが入るので、難なく実行できるのだった。これまであんなに

やる気が出なくてだから実行できない

ループに陥っていたのが嘘のようである。実行するためにはまずやる気を出さなきゃダメだと思い込んでいたんだけど、実は順序が逆だったのね、という。

とりあえず、ここ2週間くらいで何度もこの手を使ってみたけど、今のところ失敗なしである。成功体験が積み上がってきたので、さらに、

とりあえず着手すればその気になってそれが30分のタスクでもできるからさ

という具合になっている。単純な私だからこの手が使えるだけなのかもしれないが、ともあれ、自分についてはこれで行けそうだということが分かって大変嬉しいのだった。

これだと、モードの種類を考えて慎重にそのモードにアイドリングする、っていうこと自体いらないんじゃ・・・。と思ったりもしたが、このあたりはきっと人によるんだろう。