今年度も知財協の某委員会に参加しており、昨日・今日は慣例に則り合宿だった。
昨年度と所属は同じ委員会ながら、研究テーマは年度ごとに変わるため、小委員会の編成も変わっており、メンバーも一新されている。とはいえ、複数年継続が推奨されていることもあり、全体人数の4割程度は昨年と同じメンバーらしい。そんな感じなので、学校のクラス替えのようなイメージになっている。
合宿では、月例の小委員会活動と同様に数時間のテーマに関する議論を行うが、それに加えて宿泊ならではの飲食しながら種々の話をする。雑談から実務の裏話から人生相談めいた話までほんと様々。置かれている環境もなんとなくわかり、今後の議論にも深みが出ようというもの(よく言えば)。特に、ことしの小委員会メンバーは年代が似通っている方が多いので、話が合うと言うこともあり、さらに、酒好きの方も多いと言うこともあって?非常に盛り上がった。
テーマの議論の方もかなり深まったように思うし、今後に向けての方向性も見えてきた気もするし、非常に実のある合宿だった。
それにしても10人を超える会議で特に意図しなくてもお客さん(=黙って聞くだけのメンバー)が出なくて議論が進むというのは僥倖である。
しかし、知財協の委員会って、もろ競合同士であっても仲良く机を並べて?議論を行う、という非常に面白い世界である。聞いていると、業界団体系の会合はどこでもそんなものらしいけど。お互いに『交渉の場で相対はしたくないですよね』とか言いながら、共通テーマの議論をしたり、実務上の悩みを話したりするのでした。