この週末は、たまたま演奏会が両日とも入っていて、クラシック音楽を堪能した2日間だった。
土曜は、毎年行われているヴィオラのための演奏会。謳い文句は、
そうそう。そうなのよ。弦楽器の中で、もっとも人の声に近いといわれているのがヴィオラ。地味で、あまり独奏楽器としては取り上げられないけれど、オケや弦楽合奏、弦楽四重奏などではなくてはならない楽器です。あまりヴィオラだけの生の演奏を聴く機会も少ないのだけれど、毎年開催されるこの演奏会は、本当にヴィオラばかり。今回の演目は、それは、にんげんを奏でる楽器だ。
なにしろヴィオラのための曲なんてそうないので、ほとんどヴァイオリン曲の編曲(5度下げるのが基本)というのが寂しいけれども。でも、単純に5度下げるだけだと良くなる音域とか音色とかも違うので、そこを考えて編曲されているらしい。バッハ「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番」による野平一郎編曲 4つのヴィオラのためのシャコンヌ
シューベルトの歌曲から「月に寄す」「夜と夢」「鳩の便り」
シューマン ヴァイオリンソナタ第1番イ短調のヴィオラ編曲
シューマン おとぎの絵本
バッハ 無伴奏パルティータ第2番ト短調(原曲はニ短調)
シューベルトの歌をヴィオラに移植したのも伸びやかでとても聞いていて気持ちが良かった。時にはこんな編曲もいいね。あまり楽器っぽくはないんだけど(和音とか少ないし)。圧巻は、最後の無伴奏パルティータでした。
本日は、ブラームス・ティクルス4回シリーズの1回目。
ブラームスは、アマチュアオケでも演奏する機会がとても多いので、交響曲はどれも複数回弾いたことがあるくらい何だけれど、ピアノ協奏曲2つは実はまったく縁がなくて、あまり聴いたこともない。本日の1番は、大変1楽章が長い曲だったのね。というのが感想だったり。独奏の女性ピアニストは、まだ若手だったけど、すごくダイナミックな演奏で聴き応えがあった。ピアノ協奏曲第1番
交響曲第1番
交響曲1番は、とても好きな曲。何度も引いているのでメロディーも対旋律も、伴奏音も覚えている。3階席だったので、オケの全体が見渡せて、あちこちの楽器の観察をしながら楽しんだ。今日の指揮者は、カラヤン系?というか、あまり溜めない演奏を聴かせてくれた。まあドイツものなんだからそれでいいのかもしれないんだけど、もう少し粘って欲しいな〜というところも何カ所かあったりして。
なんにしても、やっぱりブラームスは好き!と思った今日でした。2回目は8月。交響曲2番に、今度はVn協奏曲と大学祝典序曲。これも楽しみだな。
それにつけても、もう1年近く楽器を弾いてない。オケやりたいな〜。