地元のオケの定期演奏会の新年度が始まって聴きに行ってきた。今期のテーマは『ファースト』ということらしいのだが、皮切りは、シベリウスのVn協奏曲と交響曲5番のどちらもオリジナル版というとても珍しい演奏だった。
Vn協奏曲のオリジナル版はシベリウス自身によって封印されていたらしいが、近年遺族により開放されたとのこと(Wikipediaの記事にも同様のことが書かれている)。改訂版とのカップリングCDも出ているようだ。
Jean Sibelius: Violin Concerto in D minor (Original Version); Violin Concerto in D minor
- アーティスト: Jean Sibelius,Osmo Vänskä,Lahti Symphony Orchestra
- 出版社/メーカー: Bis
- 発売日: 2008/03/14
- メディア: CD
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改訂版の方は、演奏の機会も多く、私自身もオケで弾いたことがあるのでなじみの曲なのだが、オリジナルを聴いたのは初めてで、主題は同じでも登場の仕方が違っていたりしてとても楽しめた。ざっくりした印象では、そろVnが改訂版より酷使されているような(笑)。そして、ソロVnを演奏された三浦文彰氏の演奏がとても素晴らしく、堪能した。
今月の演奏会は、あまり人が入っていなかったようでもったいなく感じた。テーマが地味なのかなぁ。。