久しぶりに地元のプロオケの定期演奏会に行ってきた。今月のテーマは早春。
前プロにラベルの『スペイン狂詩曲』
中に2曲で現代曲。
オーボエ奏者&指揮者のハインツ・ホリガーと夫人でハープ奏者のウルスラ・ホリガーのために書かれたルトワフスキ『オーボエとハープのための二重奏曲』、
ホリガー自身の作曲による「クリスティアン・モルゲンシュテルンの詩による6つの歌』
メインがシューマンの1番『春』。
日本初演の曲やら珍しい現代曲もおりまぜて鑑賞できるのが定期会員になっている醍醐味。オーボエとハープの独奏による協奏曲なんてめったになく、どちらの演奏も非常に豊かな音色で聴き甲斐があった。こういう独奏楽器があるときは、やっぱり舞台の正面席がいいなぁ、とまたしても思う。去年・今年と舞台横の席なんだよね。
でも現代曲のあとにいかにもロマン派というシューマンのシンフォニーを聴くと正直ホッとするのでした。ということで、大変楽しみました。
演奏会に行くと、たっぷり渡される他の演奏会のチラシを見るのも楽しみの一つ。特に今は来シーズンの案内がこれでもかと入っていて、もちろん定期会員は来年度も継続するのだけれど(席は正面席に移してみた。あまりお金がかけられないので三階席になってしまったが)、この他にもブラームス・ツィクルスの五回シリーズ(最後の一回は第九だけど)があったり、毎年恒例のヴィオラ・スペースがあったり、行きたい演奏会がてんこ盛り。この仕事の調子だと自分が演奏に復帰するのは難しそうだからその分聴きに行く方を充実させようかなどと虫の良いことを考えたりして。