知財渉外にて

2008年3月~2014年9月までの間、知財渉外ネタを中心に書いてきました。

レベル7

小説の話ではなくて、英語の話。

現在、当社ではここにきてようやく海外に目を向けたというかなんというか、な状態で、急に英語をやれやれとかまびすしい。TOEICの点数とBerlizのレベルで海外要員登録のようなことを始めている。処遇にも反映されるらしく、まあ極端なことである。いままで超ドメスティックな商売の中で来たので、社員の英語能力はかなりお寒い状態。海外に販売子会社がぼちぼちあるわけだが、そこに派遣できる社員が圧倒的に不足しているのが悩みである。

法務部はたまたま英語もできる社員が多いこともあり、あまりプレッシャーもきつくなくて苦労なし。大体法務が海外に出る必要が出てくるのはもっと規模が大きくなって来てからというか総務関係全般の中で必要なくらいだし、ビジネスをやるための海外要員登録に入れられてよそにさらわれても困る。

とはいえ、全社的にレベルチェックの嵐が吹き荒れているので、TOEICに引き続いて(これも1度受けただけじゃそのうち有効期間切れとか言われそうで面倒なんだけど)、Berlizのレベルチェックを受けてくれと人事に言われて受けてみた。と言ってもBerlizのインストラクターと20分程度会話しただけなんだけれども。

Berlizのレベルは、Wikipediaによれば以下の通り。

1 - 2: Functional: command of the language sufficient to communicate in a very limited way, in the simplest oral and listening situations.
3 - 4. Intermediate: able to converse in English with others on a variety of general subjects and can understand discussions on familiar topics.
5 - 6: Upper-intermediate: can communicate competently and comfortably in English in many professional and personal situations.
7 - 8: Advanced: speakers are at an advanced level in their command of English.
9 - 10: Professional/Native: speakers are at the professional level and have full command of the English language.

結果はタイトルどおりのレベル7だった。ん〜、やっぱり去年米国出張で痛感した割りにちゃんと精進していないので不足感がそのまま出ているな、という感じ。これでは日常会話でも言いたい語彙につまったりするし、論理的な会話を進めるには足らない。交渉なんてハンデがでかすぎ、という感じである。

現在、部内のTOEIC500点未満層を700点まで引き上げようというプロジェクト(自由参加)を部長の音頭ではじめている。これはなんだか海外ビジネスをするにはBerlizで特訓しなくっちゃみたいな社内の雰囲気に

法務に必要な英語はそんなんじゃないだろう!

というアンチテーゼで始まったようなもので、会話より読み書き。文法と音読。というまあ正道を積み上げてTOEICを上げてやろうじゃないのよということである。

そのプログラム作りを指名されてやっていて、「Basic English Grammer」と「みるみる英語力がアップする音読パッケージ」を毎日やりましょう、というのを基本に作ってみた。

Grammar in Use Intermediate Student's Book with Answers and CD-ROM: Self-study Reference and Practice for Students of North American English (Book & CD Rom)

Grammar in Use Intermediate Student's Book with Answers and CD-ROM: Self-study Reference and Practice for Students of North American English (Book & CD Rom)

みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング(CD BOOK)

みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング(CD BOOK)

のだが、音読パッケージを人に勧めるのに自分がやってみたことがないというのもなんだよね、と思ってテキスト裁断の上、音源とテキストの両方をiPod touchに入れてリスニング・シャドーイング・リピーティングをやってみた。これがけっこうリピーティングがきつい。長めの一文だと、意味はもちろん聞き取れるし、ほぼ100%単語の聞き取りもできるのだが、いざ自分で再現しようと思うと言い回しを覚えていられないのとその場で生成できないので落ちる落ちる。

それでも繰り返していくうちに精度は上がってくるので、やっぱり日々どれだけ訓練をするかだな、と改めて当たり前のことに思い至り、放置していたリピーティングマラソン実践編も同じようにテキスト裁断して取り組むことにした。これだと、さすがに毎日の通勤時間に3ユニットずつくらいリスニング・リピーティングを繰り返すことができる。

という感じですこし英語回路の分断されていたシナプスをつなぎなおしてレベルチェックに臨んだ結果が上記のレベル7ということだったわけ。引き続き精進しますです。