知財渉外にて

2008年3月~2014年9月までの間、知財渉外ネタを中心に書いてきました。

Writing in English

しばらくプロゼキューション系の仕事に集中していて(1年半くらいか?)、5月後半に久しぶりに渉外に復帰したところ、英語が出てこなくて困った。英語のアウトプットって、使わずにいると回路間の接続が切れてしまうらしく、話すにしても書くにしてもしばらく考えないと出てこなくて、嫌気がさして避けるもんだから(特に話す方)、余計悪化するという循環。

もともと話す方はあまり得意ではなく、渉外をやっているあいだも自分でいらつくことが多くて、それが超ドメな仕事にどっぷり浸かっている間にまったくさび付いて剥がれてしまったらしく、酷い状態。これでもカナダに居た頃は一応生活して大学行ってディスカッションとかしてたんだけどなぁ(遠い目)。まあこちらは、さすがにまずいと思って対策を打ち始めてはいるので、軌道に乗ってきたら別途報告の予定。とはいえ火中の栗案件のせいでここ1週間何もやれてないのだけれど。。。

んで、書く方。こちらは、瞬間に反射的に返す必要まではないので、話す方とはまた別の回路?のように思うのだが、それでも書きたいこと、意図に沿った英語らしい表現というのを思いつくかどうかというのが大きい。辞書を引けば書けるというわけでもないので。で、しばらく回路を錆び付かせると、言いたいことに対して英語表現としてするっと出てくる率が目に見えて減ってくるのだ。そのせいで、短いメールの返信ですらなんども辞書を引く羽目になり、なんか読んでいて自分でしっくりこなくて、何度も書き直すことになり、えらく時間がかかる。

という状態で、おまけに英語の部分を受け持ってくれる部下がいなくなってしまったので、ウダウダ自分で四苦八苦する日々が続いていたところ、このところの火中の栗案件で、複雑な内容で相手の主張に反論し、こちらの主張を行う、という英文レターを、何度も事情が変わる度に全面改訂してドラフトすること数回、とやっていたら、回路間の接続がおおむね復帰したらしく、滑らかに英語が出てくるようになった(但し書くに限るが)。

まあこれだけ集中して何時間もかければリハビリになるよねぇ。全然嬉しくない、と言って一蓮托生の隣の部下氏に笑われた。