知財渉外にて

2008年3月~2014年9月までの間、知財渉外ネタを中心に書いてきました。

諦めたり割り切ったり

どうやらエナジーリザーブが尽きたらしく、通常ならその場で処理して翌日に持ち越さない程度の仕事に着手ができず、ずるずると数日、また数日と時間ばかりが過ぎていく。そんな中でも容赦なく特許庁の期限は迫ってくるので、否応なしにそちらを優先せざるを得ない。そしてまた着手が遅れる紛争系。真剣に考えないとできない類の仕事が多いせいもあって、通常比3割程度の稼働率では前進が見込めないという事情もあるんだけど。

という状況で、立て込んでくると、やっぱり権利化系と紛争系を同時進行させるのは相性が悪いなぁ、と改めて思ったことで。特許係争以外の紛争系も増加している昨今、もうバッファを自分でやるのも限界(ついでに隣の一蓮托生氏にさせるのも限界)と諦めて、すっぱり手を引くことにした。12月以降に庁期限が到来するものは全部権利化チームにお任せする。外国についても4月以降の優先権期限分はお任せ。

まあここまで2年間、発明発掘・創出から国内出願までのスキームが権利化チームで軌道に乗るまでけっこう頑張ってバッファしましたよ、自分。この間の活動により権利化チームのノウハウやスキルも蓄積されていい循環に入ってきていると思う。2年前は無理だったけど、今ならきっちり渡して外国系も含めて権利化まで面倒見てもらうことができそうな目処がついたと思う。もちろんこれまでと同じリソースで業務量だけがっつり増えるので、仕組みの構築も取捨選択も必要になってくるとは思うけれど、それも含めてお任せできるステージに来たと思う。

ということで、11月期限分を完了させて(しかしなんで最近こう拒絶理由通知が多いんだか。。。)、早く本業?に集中したいと思うのだった。何が本業かというのはもの凄く深い問いだったりするのだけれども、それはまた別の話。