知財渉外にて

2008年3月~2014年9月までの間、知財渉外ネタを中心に書いてきました。

卒業

息子2号が無事に小学校を卒業した。

息子1号から10年の長きに亘ってお世話になった地元小学校ともこれでお別れ。5年前のPTA役員活動をピークにおつきあいの濃さもどんどん薄くなっていたけれど、これで本当に縁がなくなると思うとさすがに感慨深い。

前日の風雨が嘘のように晴れ上がり、春なんだか初夏なんだかというような陽気になった(さすがに会場の体育館は寒かったが)。いかにも門出という雰囲気にふさわしく、皆晴れやかな顔をしていた。

卒業生は100名ほど、卒業証書の授与の後、一人一人が壇上で振り返り、決意表明を一言述べて階段を下りてくるのは息子1号の時と変わらない。この規模だからできることだろうと思う(証書授与の時間は約1時間)。表明は、

(1)今までお世話になりました、これからもよろしく
(2)中学生になったら(将来)、こんな風に頑張りたいです

の2系統があって、一言の中にも個性がにじみ出ていて面白い。

しかし、息子1号の頃はもうすこし頻繁に顔を出していて、授業参観もマメに行っていたので、子どもたちの顔の大半は認識できて、聞いていて成長が実感されたのだけれど、息子2号の学年はろくに授業参観にも顔を出していなくて、子どもたちの名前にも顔にも覚えがほとんどなく、感動が正直薄かった。(その割に、他のお母さんにしっかり息子2号の母だと認識されていて、しょっちゅう「お世話になっています」と言われるのはいったいなぜなんだか。)ちょっと残念。

証書授与の後の「別れの言葉」は、例年通り卒業生と在校生(5年生)の呼びかけと合唱に校旗の引き継ぎ式(卒業生代表から5年生代表に校旗を手渡す)が入ったものだったのだが、これまで卒業生はその場で起立して後ろを向く形だったものを、保護者席からよく見えないという理由で今年は記念撮影のように段々に舞台前に並ぶ形を取っていて、確かに見やすくなっていてよかった(これもこの人数だからできることではあるが)。

練習を重ねただけあって、なかなかの出来映えになっていた。そこまで規律正しく美しくする必要があるのか、という疑問は多少あるものの、そういう経験をしておくのも悪くはないだろう。

午前中で式と門出(見送り)が終わり、午後からは保護者主催の謝恩会(子どもだけ出席させて私は遠慮したが)、そして夜は、保育園の同窓会、とトリプルヘッダーで盛り上がった本日だった。

保育園は、学区内にあり、同じ学区と隣の学区(中学校区は1つ)がに通う子どもたちが大半。その他の区の子どもと保護者もかなり出席して、懐かしい保育園のホールでひさしぶりに会って親はおしゃべりに興じ、子どもたちは子どもに返って??遊んでいた。卒業式の時の「いい格好」で出席していたけれど、やっぱりやることは保育園の頃と変わらない。年長児の時の生活発表会ビデオを流したりして、あまりに可愛らしくてみんな大爆笑。子どもたち本人は、まったく記憶がないので笑うしかないようだった。

夜もかなり更けたところで解散。またやりたいね〜と言ったがいつになるやら(息子1号の方の同窓会も同じく小学校の卒業式当日にやったけれど、その後すっかりご無沙汰である)。

しかし、しみじみと、

あの頃って毎日毎日送り迎えしてよくやってたよね〜

と頷きあったことだった。ほんと、今考えるとクラクラする、綱渡りの毎日だった。それなりに何とかなってしまうものだし、その渦中だからこその喜びも楽しみもあって、けっして大変なばかりではなかったけれど。いや、ほんと、楽になりました。はい。

さて、次は中学校の入学式だ。準備万端・・・抜けてる気がどうしてもするなぁ。