第一四半期が終わり、予実の報告書を作成し、など月初は定例のマネジメント業務が色々。やりながら思ったこと。
発明創出・発掘活動が軌道に乗ってくると、このような活動をすると大体このくらいの出願が見込める、といった感触は掴めてくるので、それに沿って年間の出願予算を立てていく。
一方で、今年どれだけどこから拒絶理由通知が来て、その応答にどのくらいの費用がかかるのか、という見通しは特許庁の胸一つ、でもないんだろうが、なかなか難しい。国内なら審査請求の時期やら特許庁が提供している審査着手見通しの照会やらを参照し、米国ならあとどのくらいでOAの見込み、という通知から算出して、などといくつかの手がかりからシミュレーションすることはできるんだろうけれど、実際予算の策定時にはそこまで手が回っておらず、つい前年実績に所定率のかけ算で算出しがち。
しかしこれ、毎年コンスタントに出願してほぼ同じくらいの割合を審査請求や海外出願に回しているのならある程度の誤差の範囲内に収まるのだろうけれど、出願自体が年によって波がある現状では、大きく外すこともあるわけで。
予算もだけど担当のリソースについても見込み違いは手痛い。
そんな中で予算削減の掛け声が厳しい時期に当たるとなかなかバッファを持っておくことが許されず、大きく上ぶれしたときには(泣)。
来期の予算立案の時にはもう少し見込みの精度が上がるシミュレータでも作るか・・・。