新年度になり、勤務先会社にも数十名の新入社員が入社された。1日の入社式の後は1週間ほど座学で各部門の概要説明や事務手続的な話も含めたプログラムになっている。当部門の概要説明(30分)に出向いたところ、みんなスーツが黒で改めて圧倒されてしまった(ここ数年の傾向だからいい加減慣れても良いのだが、毎年びっくりしている気がする)。
そして、2週目以降、5月の末までは、数名のグループで各部門を回っての「ローテーション研修」が実施される。1部門につき平均2日間で、人事の方から今年の研修テーマは指示されるけれど、各部門の仕事を知ってもらうことが主眼なので、基本的に研修内容は部門に任されている。
ということで、先日から当部門にもローテーション研修の新人さんたちが来ていて既に2グループ目。全体研修ではなくてこうした形にすることで、少人数でのワークも可能になるし、新人から見れば質問もしやすくなるので、いつから始まっているのか知らないがうまく工夫したものである。おそらく、会社全体の人数が少ないので、全体研修に貼付ける人数が現場の側に足らないことからくる苦肉の策ではないかと思うけれども。
で、当部門の研修プログラムとしては、部門の概要説明のおさらいというか各係の活動内容の説明(ここで知財のザックリした説明をともに)に半日、特許の権利化関係で半日(日用品系のモノ⇔クレーム文言の練習ワーク、自分たちで作ったクレーム文言を回避する設計のワーク)。2日目に、特許調査のワークとケーススタディで半日、意匠・商標・不競法関係の説明とワークで半日、といったところである。
私の担当分は導入のところのみで、後はそれぞれの係にお任せしている(もちろん、実施前に内容は揉む)。メンバーにとっても、色々と日頃の業務や活動のそもそもの目的を考え直すよい機会となっている。