知財渉外にて

2008年3月~2014年9月までの間、知財渉外ネタを中心に書いてきました。

パスポート

モントリオールにいた6年弱の間に、なんだかんだと4回も日本と往復(子連れで)していたら、すっかり長時間のフライトが嫌いになった。東海岸は遠い。おまけにモントリオールは日本から直行便がない。バンクーバーまで8時間、バンクーバーから5時間半。子どもたちに生まれたところを再訪する旅を提供しようと何度も思うのだが、フライトの長さを思うと意欲が萎えてしまう。

そんなこんなで帰国後は海外旅行に行く気もなく、国内特許の仕事が9割の特許事務所では海外出張の機会もなく過ごしているうちに、ふと気が付くとパスポートが切れていた。在モントリオール領事館で更新したものだったので、機械読取に対応していなかったし、おそらく有効期間内でも更新しておかないとセキュリティの関係で入国制限がかかったとは思うのだが。

転職するときに、海外出張の可能性を考えて新しくつくっておくべきかも、と思いつつあまりに時間がばたばたして取りそこなった。勤務が始まったら、さらに平日身動きが取りにくくなって、各方面から『ちゃんと取っておかないとまずいよ』と言われつつそのままで半年経過。

さすがにそろそろまずいよな、と一念発起?して、外出時に申請用紙と戸籍抄本を取りに行き、昨日大阪出張のついでに旅券センターへ出向いて申請してきた。来週末には出来上がる予定。どうやら海外旅行の人数が減っている影響らしく、旅券センターはずいぶんすいていた。待ち人数も15〜16人、待合の椅子もガラガラ。とはいえ30分くらいは時間がかかったけれども。

これで海外出張もばっちり?しかし、カナダに長いこと住んでいたのに国境を越えてアメリカに入ることなく帰ってきてしまった。アメリカは未踏の地である。初渡米が訴訟とかってあんまり嬉しくないなぁ。そうならないことを祈る。じゃあ何がいいんだといわれても困るが。

そういえば、カナダのパスポートは郵送申請ができた。出頭しなくてはならないと思い込んでいたのでずいぶん驚いた覚えがある。国土の広さと人口密度の差でしょうね。