先日経費購入した本の内の1冊。あとの2冊はレファ本に近いので、まだ未読。
- 作者: 出川通
- 出版社/メーカー: 発明協会
- 発売日: 2011/09/16
- メディア: 単行本
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易しい語り口で端的に説明されていて明快。頭の中の整理に役立つと思う。
第1章から、参考になったところをいくつか引用。
ステージなどは常識的なところも多いのだろうが、私の中の常識が未成熟なのでご容赦を。
②の開発ステージの開発マネジメントは収束型になるが、知財マネジメントはそうならない、というところがなるほど。とはいえ、発散する範囲は事業ロードマップやこれに関連する技術ロードマップの範囲内でと言われている。これを統合して知財ロードマップができていくということで。言うは易く行うは難しだが。。。第1章 新事業のためのMOTと知財マネジメントの基礎
1.(4)4つのステージと各ステージでのマネジメント方法
①研究ステージ
↓←魔の川
②開発ステージ
↓←死の谷
③事業化ステージ
↓←ダーウィンの海
④産業化ステージ1.(5)MOTの事業化への4つのステージへの内容と知財とのかかわり
①研究ステージ
技術シーズ探索とそのシーズ発明のステージ:発散型のマネジメント
⇒技術シーズの発明(創出/発掘)と権利化②開発ステージ
発明(創生)した技術を元にして製品開発を行うステージ:マーケットニーズを目標にした収束型のマネジメント
⇒知財マネジメントは収束型ではない。
将来の事業のリスクヘッジのために、開発目標周辺のアイデアと次期商品関連のアイデア発掘と権利化の準備を幅広く行う。③事業化ステージ
顧客を特定し、製品から商品へ。:広い顧客や部門を対象に発散型・調整マネジメント
⇒独占/差別化価値、アライアンス相手の獲得手段としての知財価値
しかしこの本、いろいろな場面で使い勝手がありそうで、しまった経費じゃなく自費購入して自炊するんだったか〜。もう1冊買うかも。